50年後に古民家になる家

私たちが自然素材や手刻みにこだわるのには理由があります。
地元の信頼できる林業家や製材家、職人たちの顔が見える素材で、住む人のことを想いながら作られた作り手の息吹が感じられるような、一棟一棟手間隙を惜しまない家を作っています。
経年劣化ではなく経年変化を楽しめる「育てる家」を、50年後には独特の味と風合いを楽しめる「古民家になる家」を。そんな文化が宿る家を紹介させてください。

家の骨格が持つ美

何よりも大事にしているのは家の骨格です。戸田の家では「和小屋組」を採用しています。日本の伝統的な木造軸組構法の技術の結晶であり、棟梁の作品とも言われています。梁も柱も剥き出しのまま、家族の足跡を刻んでいってほしいのです。

地域の風景になる家造り

独特の風合いで日本らしい伝統美を感じさせる焼杉材をご存知でしょうか。見た目だけなく、表面の炭化層による強い耐久性も魅力で、長い年月雨風晒されることで、味わい深いエイジングも進みます。戸田工務店では伝統的な製法である「三角焼き」を自社にて行っています。

三河の四季を快適に

熊野灘・遠州灘を流れる黒潮の影響から四季を通じて温和な気候でありつつ、三河山脈に入るに連れて内陸型の気候となる、海と山に恵まれた自然豊かな三河。快適に暮らせる性能を実現しつつも、四季の変化を感じ取れる自然な暮らしを目指した設計です。

「木」を感じる木材

私たちが使う木材は天然乾燥材にこだわります。世の中に出回る木材の多くは、人工乾燥で含水率を効率的に下げており、また現場でも扱い易い「動かない」木材です。しかし、高熱で処理される人工乾燥では、木本来の油分や成分まで蒸発させてしまう為、木材の風味が弱いです。また、「動かない木材」は木の呼吸する力も奪われ、調湿効果も弱いと言われています。

私たちには天然乾燥材を熟知した設計と大工、天然乾燥材を請け負ってくれる林業家と製材家がいます。大変ではありますが、大変なだけの価値がある木材です。是非体全身で感じてください。

間取りケース

こだわりが詰め込まれた間取りです。戸田工務店には自然素材、木造軸組に精通した設計と大工、営業がいます。あなたの理想の暮らしをお聞かせください。一緒にワクワクしながら作っていきましょう。

地域の暮らしを共に

家を建てるということは、その地域とともに暮らしていくということ。風土や文化に触れながら、住み慣れた末には故郷となり、家族を繋いでいく。だからこそ、私たちは家を建てて終わりではありません。私たちと関わって頂いた方は「身内」だと思うのです。いつでも私たちを頼ってください。

Local Goodな工務店

戸田工務店は’普通の会社’ではありません。

建築を中心に、空き家課題、伝統技術継承課題、山林保全課題に向き合い、施主さまも含めて内も外も緩やかに繋がり続けるコミュニティを形成しています。

社会課題に向き合うアプローチはとびっきりユニークでチャレンジグでありたい。経験も前例もないことでもワクワクするからチャレンジできます。

戸田の家のSocial Impact

新城の山林は戦後に植林された後、放置されてしまった人工林が多くを占めています。放置された森の木は枝虫という虫による喰い後が残ることが多く、新城の森で取れる木材は市場で取引されない、売れたとしても相場の半値で取引されているのです。

新城市で自伐型林業を営む新城キッコリーズからこの話を聞いた時は大きなショックを受けました。なぜなら、取引されない理由は市場の建築側が拒否をしていたからでした。地元の森林を保全することは、地元の暮らしを災害から守ることに直結します。

戸田の家では新城の木材を利用し、適正価格による買取を行うことで、山と街の間にあるいびつな関係を打破していきます。

少しでも興味を持って頂いた方は、是非遊びにいらしてください。直接見聞きしていただきたいことがたくさんあります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。